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日曜日企画 エッセイ

【日曜日企画】心と身体がよろこぶ暮らし ➊❺

第1シリーズ「四季を楽しむ健康歳時記」

第5話 よく眠ることは、最高の健康習慣

― 頑張る前に、まず「休む」を大切に ―

こんにちは。「トーチ」です。

「最近、なんとなく疲れが抜けない」

「朝起きても、すっきりしない」

「夜になると眠いのに、布団に入るとなかなか眠れない」

そんなことはありませんか?

健康のために何かをしようとすると、私たちはつい「何をするか」を考えます。

運動をする。

健康的なものを食べる。

サプリメントを取り入れる。

ウォーキングをする。

もちろん、どれも大切なことです。

でも、その前に一つだけ考えてみたいことがあります。

それは、

「ちゃんと休めているだろうか?」

ということです。

健康のために何かを始める前に、まず睡眠を見直す。

これは、とても基本的なことですが、忙しい毎日の中では意外と後回しになりがちです。

今回は、そんな「眠る」という、とても身近な健康習慣について考えてみたいと思います。


「休む」のは、何もしていないことではない

「今日は何もできなかった」

そんなふうに思うことはありませんか?

仕事をしていない。

運動をしていない。

勉強をしていない。

家事もあまり進まなかった。

すると、

「今日は一日を無駄にしてしまった」

と思ってしまう。

でも、本当にそうでしょうか。

身体を休める。

眠る。

横になる。

ゆっくり食事をする。

ぼんやりする。

これらは、一見すると「何もしていない」ように見えます。

けれど、身体にとっては大切な時間です。

人間は、ずっと活動し続けるようにはできていません。

活動する。

休む。

また活動する。

その繰り返しです。

だから、

「休むことも、生活の仕事の一つ」

と考えてみてもいいのではないでしょうか。


昔の人は、もっと自然に眠っていた?

現代の生活では、夜でも明るい場所がたくさんあります。

家の中には照明があります。

テレビがあります。

スマートフォンがあります。

パソコンがあります。

夜遅くまで仕事をすることもあります。

便利になった一方で、「夜だから眠る」という生活リズムを保つことが難しくなっています。

昔の暮らしを考えてみると、今ほど夜に活動するための環境はありませんでした。

もちろん、昔の人が全員規則正しく眠っていたわけではありません。

仕事や農作業、家事などで夜遅くまで働く人もいました。

それでも、現代とは違い、

「日が暮れれば活動を落ち着かせる」

という生活に近かったのではないでしょうか。

太陽が昇れば活動する。

暗くなれば休む。

自然のリズムを暮らしに取り入れる。

そんな昔の生活から、私たちが学べることもありそうです。


「眠る時間」だけでなく「眠る準備」を考える

睡眠について考えるとき、

「何時間寝たか」

という数字が気になります。

もちろん睡眠時間は重要です。

しかし、もう一つ大切なのが、

「眠る前に何をしているか」

です。

例えば、寝る直前まで仕事をしている。

布団の中でスマートフォンを見る。

夜遅くまで刺激の強い映像を見る。

明日の予定を考え続ける。

こうしたことが続くと、なかなか気持ちを切り替えられないことがあります。

そこで、眠る時間だけではなく、

「眠る前の時間を少し静かにする」

という発想を持ってみます。


夜を「下り坂」にする

一日の終わりを想像してみてください。

昼間は仕事。

夕方は家事。

夜は食事。

そして、そのまま寝る。

これでは、身体も気持ちも急に眠りに切り替えるのが難しいかもしれません。

そこで、夜を「下り坂」のように考えてみます。

昼間は活動する。

夕方から少しずつ落ち着く。

夜はさらにゆっくりする。

そして眠る。

いきなり電源を切るのではなく、

「少しずつ一日のスピードを落としていく」

のです。

照明を少し落とす。

テレビの音を小さくする。

スマートフォンから離れる時間をつくる。

温かい飲み物をゆっくり飲む。

軽くストレッチをする。

本を少し読む。

自分に合った方法で構いません。


「明日のこと」を考えない時間をつくる

夜、布団に入ってから、

「明日はあれをやらなきゃ」

「仕事は大丈夫かな」

「忘れていたことがあった」

と、頭の中で考え続けてしまうことがあります。

そんなときは、寝る前に紙へ書き出してしまう方法もあります。

明日やること。

忘れてはいけないこと。

気になっていること。

頭の中に置いておくのではなく、紙に預ける。

「これは明日の自分に任せよう」

と区切りをつける。

もちろん、それですべての悩みが消えるわけではありません。

でも、

「今は考えなくていい」

と自分に言えるだけでも、気持ちが少し楽になることがあります。


朝を整えると、夜も変わる

睡眠というと、夜のことばかり考えがちです。

でも、実は朝の過ごし方も大切です。

朝起きる。

カーテンを開ける。

外の明るさを感じる。

朝食をとる。

少し身体を動かす。

生活のリズムを整える。

こうした朝の習慣が、一日のスタートになります。

前回の記事では「朝5分の散歩」を紹介しました。

朝に外へ出ることは、身体を動かすだけでなく、

「一日の始まりを意識する時間」

にもなります。

夜の睡眠を考えるときも、夜だけを見るのではなく、

朝から一日全体を見る。

これが大切なのかもしれません。


朝5分、夜5分

前回は「朝5分の散歩」でした。

今回は「夜5分の静かな時間」です。

朝は外へ出る。

夜は静かにする。

この二つをセットにしてみるのはどうでしょう。

朝――

「今日も一日を始めよう」

夜――

「今日も一日を終えよう」

朝と夜に、それぞれ小さな区切りをつくる。

それだけでも、一日のリズムを意識しやすくなります。

毎日完璧にできなくても構いません。

できる日だけでもいい。

短い時間でもいい。

大切なのは、

自分の生活に合う形で続けること

です。


「疲れたら休む」は、立派な判断

日本では、

「頑張ること」

が美徳とされてきました。

仕事を頑張る。

家族のために頑張る。

勉強を頑張る。

目標に向かって努力する。

もちろん、それは大切なことです。

でも、

「疲れているのに、さらに頑張る」

ことが、いつも正しいとは限りません。

疲れたら休む。

眠いなら眠る。

体調が悪ければ予定を減らす。

そうやって自分の身体の状態を確認することも、大切な自己管理です。

特に年齢を重ねると、若い頃と同じようにはいかないことがあります。

だからこそ、

「無理ができるか」ではなく、「無理をしない判断ができるか」

も重要になってきます。


50代からは「回復する時間」を意識する

仕事や家庭で責任を担う年代になると、自分のことが後回しになりがちです。

家族のこと。

仕事のこと。

親のこと。

地域のこと。

さまざまな役割があります。

そんな毎日の中で、

「自分が少しくらい我慢すればいい」

と思ってしまう。

しかし、身体は機械ではありません。

使い続ければ疲れます。

だからこそ、これからの健康を考えるなら、

「頑張る時間」だけでなく「回復する時間」も予定に入れる

ことが大切です。

睡眠は、その中心にある時間です。


眠る前に「今日できたこと」を一つ

寝る前に反省ばかりしてしまう人もいます。

「あれができなかった」

「もっと頑張ればよかった」

「明日はもっとやらなければ」

そんなことを考えていると、一日の終わりなのに頭の中ではまだ仕事が続いています。

そこで、逆のことを一つ試してみます。

「今日できたこと」を一つ思い出す。

朝、起きた。

仕事へ行った。

家族と話した。

食事をした。

散歩した。

一日を無事に終えた。

どんな小さなことでも構いません。

「今日もよくやった」

と、一日の自分を一度認める。

それだけでも、夜の気持ちが少し変わるかもしれません。


健康食品より先に、見直したいもの

健康食品を扱っているトーチが、こんなことを言うのは少し変に聞こえるかもしれません。

でも、私たちはあえてお伝えしたいと思います。

健康のために何かを買う前に、

睡眠は足りているだろうか。

食事は乱れていないだろうか。

身体を動かしているだろうか。

休む時間をつくっているだろうか。

まず、こうした基本的な生活を見直す。

そのうえで、自分に必要なものを考える。

健康食品やサプリメントは、あくまで健康的な生活を支える選択肢の一つです。

何か一つの商品ですべてを解決しようとするのではなく、

毎日の生活を土台にする。

トーチは、その考え方を大切にしています。


「眠ること」を楽しむ

睡眠を「健康のためにしなければならないこと」と考えると、少し窮屈になります。

もっと単純に、

「今日は早く布団に入ろう」

「暖かい布団が気持ちいいな」

「今日はゆっくり休もう」

くらいでいいのではないでしょうか。

お気に入りの寝具を使う。

部屋を整える。

寝る前に本を読む。

照明を落とす。

好きな香りを楽しむ。

自分が落ち着ける方法を探してみる。

眠ることを「義務」ではなく、

一日の最後の楽しみ

にしてみるのです。


今週の「夜5分習慣」

今週は、寝る前にたった5分だけ、自分のための時間をつくってみませんか?

月曜日

スマートフォンを置いて、深呼吸。

火曜日

明日やることを紙に書く。

水曜日

照明を少し落とす。

木曜日

温かい飲み物をゆっくり飲む。

金曜日

今日できたことを一つ思い出す。

土曜日

少し早めに布団へ入る。

日曜日

一週間の睡眠を振り返る。

「何時間寝たか」だけではなく、

「朝、どんな気分だったか」

にも目を向けてみてください。


眠れない日があっても、自分を責めない

ここも大切なことです。

「今日は眠れない」

という日があっても、

「早く寝なければ」

と焦りすぎないこと。

眠れない理由はさまざまです。

生活リズム。

ストレス。

環境。

体調。

年齢による変化。

一時的な出来事。

だから、睡眠について深刻な悩みが続く場合は、生活習慣だけで解決しようとせず、医療機関など専門家へ相談することも大切です。

健康の話だからこそ、

無理に我慢しない。

一人で抱え込まない。

これも大切な健康習慣です。


店長のひとこと

私は以前、「休むこと」に少し罪悪感がありました。

仕事をしていない時間があると、

「何かやらなければ」

と思ってしまう。

でも、年齢を重ねるにつれて、少し考え方が変わってきました。

身体を長く使っていくためには、

「頑張ること」と同じくらい、

「休むこと」が必要なのではないか。

そう思うようになったのです。

旅行も同じです。

旅の予定を詰め込みすぎると、せっかくの旅行なのに疲れて帰ってくることがあります。

一日に全部を見る必要はない。

少し休む。

景色を見る。

地元の料理をゆっくり食べる。

その土地の空気を感じる。

そんな旅のほうが、後から思い出に残ることがあります。

暮らしも同じなのかもしれません。

何かをたくさんすることだけが、豊かな人生ではない。

何もしない時間を楽しめることも、豊かさの一つです。


おわりに

健康のために、何を食べるか。

どんな運動をするか。

どんな商品を選ぶか。

それも大切です。

でも、その前に、

「ちゃんと休めていますか?」

と、自分に問いかけてみてください。

一日の最後にスマートフォンを置く。

照明を少し落とす。

明日のことを紙に書いて頭から離す。

今日できたことを一つ思い出す。

そして、眠る。

たったそれだけでもいい。

健康とは、何かを「足す」ことだけではありません。

時には、

余計なものを減らす。

頑張りすぎることをやめる。

休む時間を守る。

それも健康づくりです。

私たちトーチが大切にしたいのは、

「もっと頑張って健康になりましょう」

という暮らしではありません。

自然のリズムに目を向ける。

季節を楽しむ。

おいしいものを食べる。

身体を少し動かす。

そして、しっかり休む。

そんな無理のない暮らしの中に、健康を育てるヒントがあるのではないでしょうか。

今夜は、いつもより5分だけ早く、一日のスピードを落としてみませんか?

そして布団に入ったら、

「今日も一日、お疲れさま」

と、自分自身に声をかけてあげてください。

明日の自分のために、今日の自分を休ませる。

それもまた、大切な健康習慣です。

次回は、睡眠から再び「食」に戻ります。

テーマは、

「一汁三菜は、なぜ日本の食卓に残ってきたのか」

です。

「一汁三菜」という言葉は知っていても、その本当の意味を考える機会は意外と少ないものです。

なぜ昔の日本人は、このような食事の形を大切にしてきたのでしょうか。

現代の忙しい生活に、その考え方をどう取り入れられるのか。

日本の食卓に受け継がれてきた「バランスの知恵」を、一緒に考えてみたいと思います。

次の日曜日も、どうぞお楽しみに。

トーチ――自然の恵みと、豊かな暮らしをあなたのもとへ。

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